原告への手紙(德田弁護士)

多くの薬害訴訟とハンセン病問題に関わってこられた德田靖之弁護士から

原告の皆さん、被害者の皆さん、弁護団の皆さん、支援の皆様、そして関心を寄せて欲しい皆様へ

通信や学習会を通してお話された内容をお届けします(タイトルをクリックで全文表示へ)


原告への手紙① 2021.08.04 通信№3に掲載

『このHPVワクチン薬害訴訟には、どのような意義があるのか

 裁判は、何よりも、原告である皆さんが、自分の身に起こった被害について、その原因を明確に認識し、その原因を作った加害者の責任を明らかにしていく過程を通して、皆さんが、その被害を乗り越え、被害から解放されていく場でなければなりません。』

『皆さんのような被害をもうこれ以上出させないために、私たちは、何としても、このHPVワクチン薬害訴訟に勝訴しなければなりません。』

原告への手紙② 2021.09.24 通信№4に掲載

『今回は、裁判の相手である製薬会社について

薬害エイズの裁判で私が学んだのは、製薬会社というのは、患者や感染者の命や健康よりも、自分たちの利益を平気で優先するということでした。』

『ワクチンは、特定の患者に投与される治療薬と異なり、多くの対象者への投与を前提にしていますから、それだけ利益が大きいのです。私たちが相手にしている会社とは、こういう体質を持った組織であるということを肝に銘じながら、たたかっていきましょう。』

2021/08/22 大分学習会でのお話し (通信№5に掲載)

『ワクチンというのが開発する製薬会社にとって、どれだけ莫大な利益を生み出すものであるのかということなのです。』

『原告の皆さんが本当につらいつらい思いをしながら、この薬害裁判を行っていることの意味がどこにあるかということです。私はその意味を三つあげることができるのではないかなと思うのです。』

2021/10/03 大分学習会でのお話し (通信№5に掲載)

『裁判というのは、勝つかどうかっていうことを徹底的に決めるのは、被害を受けられた当事者の方が自分の被害をどれだけ語り尽くすことができるかということにかかっているわけです。』

『薬害という問題に限定して申し上げますけれど、医療関係者というのが、こうした薬害の副作用、副反応被害に対して、きわめて無理解である、冷淡である。場合によっては、まさにその被害を塗り隠してしまう、そういう役割を果たしてきたのだということを踏まえた上で、HPVワクチン薬害訴訟を闘っていかなければならないという感じがしています。』

2021/11/03 偲ぶ会でのお話し (通信№6に掲載)

『私たちが、こうして毎年11月3日に集まる意味っていうのは、私は三つあるんだと思ってきました。

その第一は、草伏村生さん、M君、そして10年前に亡くなった瀬戸さん、彼らがどんな人であり、彼らが生きて 闘ったことの意味はどういうところにあったのかっていうことを、こうして集まって確認し合うことにあるのだと思います。

そして二番目に、彼らを失った後、私たちがどう生きてきたか、ということを振り返る日ではないか。草伏さん、M君を失って25年、瀬戸さんが旅立って10年、私はどう生きてきたんだろうか、それを振り返る、それがこの11月3日ではないかなという気がしています。

そして三つ目に、私たちが絶えず心がけてきたのは、今ここに、草伏さんが生きていたら、M君が生きていたら、そして瀬戸さんが生きていたら、彼らは何をしようとしたか、その想いを確認し、彼らに代わって今、私たちがやることは何だろうかということを、みんなで確認し合う場として、11月3日はあるんだというふうに思うのです。』

2022/01/22 学習会「HPVワクチン訴訟の経緯と今」でのお話し(通信№7に掲載)

『今日も、皆さんのお話を聞きながら、この集会に参加して良かったなという思いを強くしました。何よりも思ったのは、今日の皆さんの話を一日も早く裁判官に聞かせたいということです。それでこの裁判が決まるだろうということを改めて感じました。それほど、やはり皆さんお一人お一人が、この HPV ワクチン薬害被害によって、どれほど深刻な被害を受け続けてきたのかっていうことを、100万言の言葉を費やすよりも、人間である裁判官の心にまさに突き刺さる、それがこの事件のすべてを解決することにつながるのだっていうことを改めて感じたところです。』

2022/03/27 「薬害エイズ 和解から26年」 でのお話し(通信№8に掲載)

1 薬害としてのエイズの特徴

2 薬害エイズのたたかいの歴史的な意義について

3 薬害エイズのたたかいから何を学ぶべきか

4 子宮頸がんワクチンのたたかいへの思い