めるまが 第53歩 「原告への手紙①」德田靖之弁護士

■◆■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2026.08.20

めるまが「HPVワクチンのほんとうのこと」№53

発行:HPVワクチンの本当のことを知ってほしい実行委員会 めるまが編集局

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※今回は「あなたへの手紙」の替りに「原告への手紙」(德田靖之弁護士、2021.08.04発行の支える会・大分通信№3に掲載)をご紹介いたします。

【1】「原告への手紙1」  弁護士 德田 靖之

原告の皆さん、こんにちは。この裁判の弁護団の末席を汚している弁護士の德田です。思うところあって、この支援通信に、原告の皆さんへの手紙を連載させていただくことになりました。どうかよろしくお願いいたします。

第1回は、このHPV訴訟には、どのような意義があるのかということについて、私の考え方を述べさせていただくことにします。

皆さんは、この裁判に参加するにあたって様々なことを思い浮かべ、迷ったり、不安に陥ったり、場合によっては、家族や友だちとの間で葛藤を生じたりといったことを体験されたのではないかと思います。裁判に参加した後にも、被告になった製薬会社や国の余りにも理不尽で無神経な態度を目の前にして、ワクチンの副反応によって、心も体も傷つけられ、大変な思いで一日一日を生きている私たち被害者が、どうしてこんな苦しい裁判を続けていかなければならないのだろうかという怒りや疑問を抱いたりされてきたのではないかと推察します。

そこで、改めて、この裁判の意義について一緒に考えてみようというのがこの手紙です。 先ず、第1に考えないといけないのは、この裁判が被害を受けた原告の皆さん一人一人にとってどのような意味があるのかということです。

この問題を考えるにあたって、何よりも参考になるのは、日本での最初の薬害裁判となったサリドマイド事件です。

ご存知の方も多いと思いますが、副作用の少ない「夢の睡眠薬」として開発されたサリドマイドを妊娠中に服用したお母さんから重篤な身体障がいをもった赤ちゃんが生まれることになったという薬害事件です。腕や手指が欠損したところから「アザラシっ子」等と呼ばれたりもしました。

このサリドマイド事件では、何よりもサリドマイドを服用したお母さん達に苦しみが襲いかかりました。私が、こんな薬を服用したために愛おしいわが子にこのような障がいをもたらしてしまったと苦しんだのです。

一方で、生まれた子ども達の側からすると、どうして自分は、このような障がいを持って生まれたことになったのか、その訳がわかりません。

しかし「自分のせいだ」と苦しんでいるお母さんを前にして、その「どうして」という言葉を発することもできなかったのです。

薬害サリドマイド事件は、こうしたお母さん達と被害を受けた子ども達が起こした裁判でした。

その裁判は、その苦しみの原因が薬害であることを明らかにし、国と製薬会社の責任を明確にしました。国は謝罪をし、被害回復のための恒久対策もなされました。しかし、何よりも重要だったのは、被害を受けたお母さん達と子ども達がこの裁判を通して、被害を乗り越え、被害から解放されたということでした。

子ども達は、この裁判を経て、自らのハンディをものともせず、いきいきとした人生を切り拓いていきました。

今このHPV訴訟を大分で支援している佐藤孝さんもサリドマイド被害者です。彼は、血のにじむような訓練の結果、自立し、太陽の家で働きながら、皆さんを応援しています。

裁判は、何よりも、原告である皆さんが、自分の身に起こった被害について、その原因を明確に認識し、その原因を作った加害者の責任を明らかにしていく過程を通して、皆さんが、その被害を乗り越え、被害から解放されていく場でなければなりません。

だからこそ、どんなに苦しくてもやりぬかなければなりません。だからこそ、裁判の一コマ一コマが、被害からの解放への道すじであると信じて希望を持ち続けることが大切なのです。

裁判の第2の意義は、この裁判が、皆さんのような被害を2度と起こさせないためにとても重要だということです。

私が最初に参加した薬害訴訟がスモン事件です。

このスモン訴訟で、原告団の全国的なリーターを務めたのが、大分の伊川美代子さんでした。ある時、私は、スモンによる神経障害で不自由な身体でたたかい続ける伊川さんに「どうして、そんなにまでしてがんばるのですか」と質問したのです。その時の伊川さんの答えは「私たちのような被害者を2度と出させないためには、国と製薬会社の責任を徹底的に明らかにしていかなければならないのよ。そのために私はたたかうのよ。」というものでした。

伊川さんは、今の私のお師匠さんです。

そうなんです。スモン訴訟、HIV訴訟、肝炎訴訟、すべての薬害裁判がそうであったように、私たちのこのHPVワクチン訴訟は、薬によって苦しめられる被害をこれ以上繰り返させないために、被害を受けた当事者である皆さんが声をあげた裁判なのだということです。

国は、HPVワクチンの普及を再び奨励しようと画策を始めています。

皆さんのような被害をもうこれ以上出させないために、私たちは、何としても、このHPV訴訟に勝訴しなければなりません。

力を合わせてともに歩んでいきましょう。

【2】2026年・薬害根絶デー ご紹介

第27回目となる2026年の「薬害根絶デー」は、8月24日(月)に東京および全国各地(サテライト会場など)で開催されます。厚生労働省「誓いの碑」前での誓いや各省庁への交渉、シンポジウムが予定されていますので公式サイトを中心にご紹介いたします。

▼薬害根絶デー紹介

https://sites.google.com/view/ykd824-intro/top

2026年の主な日程とプログラム

◆薬害根絶の誓い 時間:13:00~13:20場所:厚生労働省前庭「誓いの碑」前(YouTube等でライブ配信あり)

◆第27回薬害根絶デー集会・シンポジウム「医療と社会からの疎外―薬害被害者の現状を考える」

時間:14:00~16:30 場所:日比谷図書文化館 大ホール+オンライン配信 

◆厚生労働省・文部科学省への交渉  文部科学省交渉 時間:10:00~11:30厚生労働省交渉:13:30~15:30

◆リレートー ク時間:17:30~18:10場所:厚生労働省前

●○ 2026年薬害根絶デーin札幌 ○●

札幌では8月22日(土)に街頭宣伝行動と交流集会を行います。今年の集会は集合会場とオンライン配信のハイブリッド開催とし、被害者と支援者によるリレートークを行い、日本における薬害被害の現状と問題点について考えたいと思います。ぜひご参加ください。

2026年8月22日(土)   

12:00~12:30 街頭宣伝行動

14:00~16:00 交流集会 シンポジウム 「薬害エイズ和解30周年~繰り返される薬害について考える」  基調報告:井上昌和氏 (HIV薬害訴訟原告、薬害エイズを考える会代表)

シンポジスト:隈本邦彦氏(薬害オンブズパースン会議副代表、元NHK記者)、三浦五郎氏(薬害オンブズパースン会議メンバー、薬剤師)、木村瑞穂氏(新型コロナワクチン後遺症患者の会代表)、みゆうさん(HPVワクチン訴訟原告)

リレートーク:サリドマイド、B型肝炎、筋拘縮症他 被害者の訴え  

*詳しくはチラシをご覧下さい

https://www.yakugai.gr.jp/topics/file/2026yakugaikonzetudeiinsapporo.pdf

【3】イベント必見情報

お知らせ:イベントが多くなり、HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団のイベント情報が充実しておりますので、詳細は下記をご覧下さい。

▼イベントスケジュール(全国弁護団HP)

https://www.hpv-yakugai.net/event/

▼全国弁護団HPのTOP

https://www.hpv-yakugai.net/

※こちらではテキスト一覧と直近のピップアップ情報をお届けいたします 「+」は追い風展併設予定

▼8/22(土)薬害根絶デーin札幌 街頭宣伝と集会

▼8/24(月)薬害根絶デー

▼8/28(金)10:00~HPVワクチンの本当のこと 小さなお話し会(筑紫野市)

▼8/29(土)13:30~四日市市上映会&お話会「HPVワクチンを打つ前に知ってほしいこと」

▼8/30(日)13:30~名張市上映会&お話会「HPVワクチンを打つ前に知ってほしいこと」

▼8/30(日)13:30~知ってほしい HPVワクチンのほんとうのこと(さいたま市、市民会館おおみや)

▼9/6(日)12:30~ワクチン薬害(名古屋市、北文化小劇場)

▼9/6(日)13:30~「母子手帳のワナ」×「見落としがちなHPVワクチンのワナ」(佐世保市)

▼10/4(日)13;00~HPVワクチン薬害九州訴訟 支援集会(支える会主催、福岡・エルガーラホール)+

▼10/18(日)東京支援ネットワーク総会13:30~15:30 +サテライト 

▼10/24(土)25(日)大分の劇団「不二野座」がHPVもテーマにした公演予定 コンパルホール・大ホール +

▼11/14(土)13:00~草伏村生さん、M君、瀬戸さんを偲ぶ薬害エイズの集い&一人芝居「冬の銀河」(大分県社会福祉会館・大ホールにて) +

▼12/末 熊本お話し会(隈本さん、相原さん) +

※詳細が開示されてない内容を知りたい方は文末の問い合わせメールまで

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*8/24は薬害根絶デー。東京や札幌だけでなく、それぞれで考える一日、それぞれでできる一日を過ごして欲しいと思っています。

*今年は「目指せ!めるまが登録者3000名!」。次号は8/31を予定しています。

*めるまがの新規登録及び停止は

https://forms.gle/eeK4ve6TwGg2NHFy6

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転送を含むご紹介、大歓迎。

ご意見ご感想や、知りたい話題や出来事をお寄せ下さい。

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通称「ほんとうのこと実行委員会」

https://kiyonohako.jimdofree.com/

https://www.youtube.com/@hpvposterfull

問合せは kwalk3339@gmail.com  (清國まで)

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HPVワクチン薬害訴訟を支える会・大分

~大分から支援の風を~ HPVワクチンは近年開発の組換タンパクワクチンです 副反応被害は2013年頃から明らかになりました 他の予防接種に比べて重篤な副反応が多く 治療法が確立しておらず 今も重篤な症状が続き 就学就労もままならず まさに人生被害となっています 全面解決の要求は責任究明/被害救済/治療法の確立/再発防止等です 治療法確立は急務です ※接種を検討される方は慎重にご判断下さい

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