HPVワクチン副反応とは

わかりやすいリーフレット「HPVワクチンの ほんとうのこと」第1版(東京支援ネット発行)

接種対象者やご家族に是非読んでいただきたい内容です。自由にデータを印刷して活用することができます。


HPVワクチンとは

 ヒトパピローマウイルス(Human papilloma virus:HPV)の持続感染を予防するとされるワクチン。HPVワクチン、HPV予防ワクチン、子宮頸癌予防ワクチンとも呼ばれる。

 100種類以上の型があるとされ、そのうち15種類が子宮頸がん発症に関与するハイリスクHPVとされる。サーバリックス(GSK社、16型18型の予防目的)ガーダシル(MSD社、6型11型16型18型を予防目的)シルガード9(MSD社、9種類の型を予防目的)がある。

 日本では2009年に販売開始され、2013年4月に予防接種法が改定され定期接種され始めたが副反応被害が相次いだために2013年6月に積極的接種勧奨が一時停止となった。(しかし、このワクチンは何の改善もされていないのに2021年10月11月に厚生労働省・副反応検討部会が勧奨再開を承認している)


 *HPVワクチンは任意接種にして、定期健診の充実と補助を行うべきだと考えます。

HPVワクチン 副反応被害

 厚生労働省に副反応疑い報告のあったのは3353人。報告が届かなかった数、本人が副反応と自覚していない数を含めるとかなりの数になります。さらに、厚生労働省は接種後28日を経過した場合は副反応報告の義務がないとしています。

 ワクチンの副反応は接種後から現れますが、HPVワクチンの副反応は接種後すぐに現れるケースから2年後に現れるケースなど様々です。

 その為に、体調の異変を自覚してもHPVワクチンの副反応だと分かるまでに2、3年かかる人もいます。中には副反応が原因だと分からないまま生活している方もいるかもしれません。もちろん初期に症状が回復する方もいますが、段々と重症化するケースも少なくありません。


 厚生労働省HPのQ&Aには、『HPVワクチン接種後に、広い範囲に広がる痛みや、手足の動かしにくさ、不随意運動等を中心とする「多様な症状」が起きたことが副反応疑い報告により報告されています。(中略)症状としては、

 ①知覚に関する症状(頭や腰、関節等の痛み、感覚が鈍い、しびれる、光に関する過敏など)、

 ②運動に関する症状(脱力、歩行困難、不随意運動など)、

 ③自律神経等に関する症状(倦怠感、めまい、睡眠障害、月経異常など)、

 ④認知機能に関する症状(記憶障害、学習意欲の低下、計算障害、集中力の低下など)

など様々な症状が報告されています。』と説明しています。 ⇒ 厚生労働省も副反応を認識しています。


 被害者の生の声を聞くと、激しい疲労感・全身の痛み・激しい頭痛・関節痛・不随運動・細かい痙攣・歩行障害・筋力低下・脱力・視野欠損・目の焦点が合いにくい・光が眩しい・眼痛・眼振・光過敏・睡眠障害(不眠・過眠)・皮下出血・不正出血・生理不順・消化不良便・下痢・便秘・排尿障害・体重減少・耳鳴り・味覚障害・舌の痺れ・手足の痺れ・手足の冷え・文字を理解しにくい・会話が成立しない・記憶力低下・記憶を失う・高次脳機能障害・集中力低下・思考力低下・動悸・発熱・呼吸困難・吐き気・失神・音過敏・こわばり・迷走神経反射・脳の血管反射 など様々で、複数の症状が重層化して表れるケースも多くあります。

 今でも「ハンマーで殴られたような頭痛」「目の奥がえぐられるような痛み」「内臓が絞られるような痛み」などがあり、ずーっと続いていると聞きます。


参考リンク⇒厚生労働省のHPVワクチン(サーバリックス)の副反応疑い報告一覧(信じられない数の副反応)

二次被害・三次被害(二次加害・三次加害)

 2013年厚生労働省の積極的勧奨によって、地方自治体や学校が接種年齢の中高生にHPVワクチン接種を薦めました。新しい未知のワクチンを勧めたことにより、何の疑いも持たずに接種して被害が拡大した可能性があります。(二次被害・二次加害)

 接種後の体調不良から学校に行けず、出席日数や学校設備不良、受け入れ態勢の不備などの問題から退学や進学を諦める被害が出ています。(三次被害・三次加害)   *中には学校の配慮によって卒業できた方もいます。

医療被害(医療加害、ドクハラ)

 接種後の多様な症状がでて、かかりつけ医や紹介された病院を受診しても、原因が分からないと、「心因性」「詐病」「お母さんの関心を引く為の仮病」「YouTubeを見てマネをしている」などと言われ、きちんとした診断と治療が受けられない、専門的な治療が受けられない被害が続出しました。またHPVワクチンの副反応の話をした瞬間に態度を一変させたり、心無い言葉を浴びたり、診療拒否されたりしています。副反応被害者の多くは約20ヶ所の病院を受診して、なんとか痛みを和らげる対処療法を受けているに過ぎません。

 残念ながら、HPVワクチンの副反応被害による治療法は今も確立していません。しかし、今の日本は、最新の医学を駆使して研究を重ねれば治療法を確立する力は持っています。それを行うと、接種を推進した国や医学界は責任を認めることになるから行おうとしていません。(厚生労働省や医学界の正義に期待しつつ、今は裁判で勝訴し、治療法の確立の道を開くしかない状況です)


これまで経験した誤った診断事例

 うつ病、自立神経症、総合失調症、心因性非てんかん発作、疑てんかん、ヒステリー障害、スポーツヘルニア、不定愁訴など

人生被害

 副反応被害者の多くは、夢を諦めてきました。医者になりたい、看護師になりたい、保育士になりたい、弁護士になりたい、スポーツ選手になりたいと、たくさんの夢を描いていた若者が、たった数ミリのHPVワクチンで夢を奪われています。

 学校を辞めさせられた、進学を諦めた、頑張って入った大学を休学している、就職ができない、同級生は結婚して子育てをしている、コロナ禍で越県しての病院受信が出来ない、一日ベッドの上で過ごしている、親の介護を受けざるを得ない、被害者なのに反ワクチンだと攻撃を受ける、HPVワクチン積極的勧奨議論で被害者がいないような議論に自分達の存在が抹殺されてしまった心の傷、きりがないほどの被害を受け続けています。まさに人生被害が続いているのです。

反ワクチン攻撃・存在抹消被害

 ワクチン接種に反対しているわではなく、被害救済を求めています。同じように苦しむ人を出したくないという思いからHPVワクチン接種は慎重にと発言しています。なのに反ワクチンだと攻撃され、HPVワクチン接種しなくて子宮頸がんになって死んだら責任が取れるのかと攻撃されてきました。


 厚生労働省及び厚生労働省の副反応検討部会では、副反応があるが回復してきている、被害に寄り添う体制が出来ている、各県に協力病院が整備されており治療体制は出来ているとされている。

 副反応被害者は、自分達の存在がないものとして議論された、自分達の存在は抹消されたと感じています。今も重篤な苦しみが続き、治療法は確立しておらず、協力病院は機能せず、ずっと助けてくださいと訴え続けてきています。